ヒツジグサ〜睡蓮だと思ってたけど

ヒツジグサ(スイレン科)
花が小さいスイレン。英名ではピグミーウオーターリリー。なぜヒツジなのか。それを確かめるため、牧野富太郎博士は昭和八年九月、京都・巨椋池に舟を浮かべ観察。正午ごろ萼が開き始め、二時ごろ満開、五時半にしぼみ始め、六時半閉花を確認した。未の刻の開花によっていたのである。
『花おりおり その三』 湯浅浩史・著

漢字では睡蓮、あるいは蓮だと思っていた。
スイレンかハス。

ヒツジグサだとは意外なことを知りました。
スイレンと呼んでも良いようですが、唐突な名前にビックリ。

その名の由来がまた面白い。誰しもヒツジと聞くと、動物の羊を連想する。
なんか類似な点を探す。葉っぱが羊の爪跡?なんて思ったり。だがそんなはずはない。
ちょっと無理がある命名の気がするが、ヒツジグサの名に慣れるしかないですね。

畑の途中経過(ナス・トマト・ソラマメ)

ナス。
順調に成長。

ミニトマト。
周囲からトマトは水をやり過ぎないようにとアドバイス。

ソラマメ。
こちらはアブラムシの大群でどうしたら良いのか困惑中。
酢を掛けたらと、シュッ、シュッ、シュッとやっているのだが。

アズキナシ〜白い花が美しい

アズキナシ(バラ科)
山地に生え、高さ10〜15mになる。樹皮は灰黒褐色でざらざらし、老木になると縦に裂け目が入る。若枝や実は白色の皮目が目立つ。葉は互生し、長さ5〜10cmの卵形または楕円形で、ふちに重鋸歯がある。裏面は灰緑色。5〜6月、枝先に複散房花序をだし、直径1〜1.5cmの白い花を開く。花弁は5個。果実は長さ8〜10mmの楕円形で紅色に熟す。
『日本の樹木』 山渓カラー名鑑

こんなにたくさんの白い花をつけているのを見るのは初めてだ。1年前の冬に隣接していた祖父母の家を取り壊したのが、影響したのか。日当たりが良くなって一段と元気に成長したようだ。

アズキナシは、我が家の庭の木の中でも古くからある。秋には実を食べにたくさんの野鳥がやってくる。名前の通り、実はナシに似ていて、とても小さい。
今年の秋は、もっとじっくりと観察してみよう。

セイヨウタンポポ〜分類がむずかしい

セイヨウタンポポ(キク科)
タンポポは空き地や草原一面に黄色い花がたくさん咲く春の代表的な野草で、在来種と外来種がある。本種は、明治時代に食用や牧草として輸入された帰化植物。草丈は10〜30cm。直立した茎の先に直径3.5〜4.5cmの頭花をつける。花期が長く、外側の総苞片が強く反り返るのが大きな特徴で、在来種と区別ができる。繁殖力が強く、ほかの花粉を受粉しなくても種子ができるので、日本全土で見られ、身の周りの多くは雑種タンポポである。
『色で見わけ五感で楽しむ野草図鑑』 藤井伸二・監修 高橋修・著

いまさらタンポポ。みんな知っている。以前、誰かに聞いたことのあるのは、この辺りで見かけるタンポポは外来種だ。在来種と外来種の違いはここで判る。(「ここ」がなんだったか?)

と言おうことで、改めて調べてみる。在来と外来の違いは、「外側の総苞片(そうほうへん)が強く反り返るのが外来種」ということ。

在来種には、カントウ、カンサイ、エゾなど、地方に分類されるタンポポがあるが、その区別(エリア区分)はどうなんだろう、と疑問も出てくる。友人の「植物博士」にまた尋ねてみよう。

カラスノエンドウ〜葉のリズムが好き

カラスノエンドウ(マメ科)
エンドウの名はつくが、ソラマメと同属。小さいながら種子はソラマメのようにヘソが長い。エンドウと見られたのは、葉の先端がまきひげになるのと、小さいながら花の外観と色合いが、エンドウを思わせるから。さやは種子が五、六個入っている。それが熟すると黒変し、カラスと結びつけられたか。
『花おりおり その三』 湯浅浩史・著

あちこちの道端や空き地では普通に見かけるカラスノエンドウ。鮮やかな赤紫の花ですぐに気がつく。私はこの葉のつき方が好きだ。サワサワとリズムが良い。五線譜を思い出してしまう。

先日、初めて我が家の畑にソラマメもエンドウも植えたので、改めて、比べて見よう。

シラカシ〜ずっと見守って

シラカシ(ブナ科)
関東地方で多く見られるカシノキです。公園樹や防風林、生け垣などに利用されています。葉は長さ4〜13cmで、先端に向かって細長く伸びる、スマートな形です。表面は革質で光沢があり、裏面は白っぽくなっています。
花は葉のわきから雄花が垂れるように咲き、その上部に小さな雌花が咲きます。実は半分ほどが殻斗に覆われています。樹皮は裂け目がなくなめらかで、黒色を帯びた緑色をしています。
『よくわかる樹木大図鑑』 平野隆久・著

今となれば、我が家の庭の中央ゾーンにドッシリと存在するカシノキとなった。3年ぐらい前までは、このカシノキの横に祖父母が住んでいた家があったが、いろんな事情で取り壊した。

40〜50年スパンで考えると、このカシノキは我が家の庭で唯一、同じ位置で成長した樹木だ。祖父母の家の傍にあったので、ひっそりと目立つ存在ではなかったけど、今でもこのカシノキを眺めると祖父母の顔が浮かんでくる。

家の傍でやや日当たりが悪く、壁と隣接していたから剪定もしながらだった。これからは、太陽をいっぱい浴びながら、この位置で新たな家族の歴史を重ねていくのを見守って欲しい。

ザイフリボク〜漢字で書くとよく分かる

ザイフリボク(バラ科)
葉は長さ5〜7㎝、楕円形で先端がとがっています。葉の表面は緑ですが、裏面は灰白緑。若葉は、綿毛がすき間なく生えていますが、やがて毛はなくなります。花は、細長い花びらが特徴的で、采配(武将の指揮棒)の房飾りに似ていることから、この名で呼ばれています。四出(しめ縄などにつける飾り)に似ていることから「シデザクラ」とも呼ばれます。実は、直径6㎜で、食べることができます。
『よくわかる樹木大図鑑』 平野隆久・著

3日前にも書いたが、「ザイフリボク」の名がどうも覚えられなかった。何語だろう?見たいば違和感があった。で、こうして調べてみると、漢字で「采振木」。なんだ、これなら分かる。武将が采配を振るってことなんだ。

まだ、葉は全部開ききっていないし、実も見たことがない。
これからも、注目のザイフリボクだ。

オオシマザクラ〜我が家の新しい仲間

オオシマザクラ(バラ科)
伊豆諸島に自生する他、房総半島や伊豆半島では古くから栽培され、野生化している。高さは8〜10mになる。樹皮は暗灰色。葉は倒卵状長楕円形または倒卵状楕円形で長さ8〜13㎝。質はやや厚く、先端は長く尾状にとがり、縁には先が芒状にとがった鋸葉がある。両面とも無毛で、裏面は淡緑色。葉柄も無毛。3月下旬〜4月上旬、鮮緑色の新葉と同時に、直径3〜4㎝の白くて香りのある花が3〜4個散房状に咲く。花弁は5個で先は2裂し、平開する。果実は球形で紫黒色に熟す。葉は塩漬けにして桜餅を包むのに使う。
『日本の樹木』(山渓カラー名鑑)

今年から我が家の庭の仲間になりました。白い花と葉が一緒に開く。
ソメイヨシノとはまた違った趣がいい。
清楚な感じが好きだ。

植えて初めての春。
来年は、どれだけ成長して開花するのだろうか。
今から楽しみだ。

続々と新緑

サンクンガーデンの新緑。

ミツバツツジも咲き始めた。

こちらは、我が家の新参者、カツラの木。

どんな木になるのだろう?
楽しみだ。
また、調べて再アップします。