Chick Corea “The Song Is You”


Chick Corea “The Song Is You”

Anthony Braxton : as (1-3)
Lee Konitz : as (2,3,6,7)
Chick Corea : p
Miroslav Vitous : b (1-5)
Jack De Johnette : ds (1-5)

  1. Impression
  2. No Greater Love
  3. All Blues
  4. Waltz
  5. Isfahan
  6. Stella By Starlight
  7. Round Midnight

Recorded on Sep.19,1981, at the Woodstock Jazz Festival

凄いメンバー。どんな演奏か想像してみると、まず目につくのはアルト・サックスのアンソニー・ブラクストンが入っているので、馬の鳴き声(ヒヒーンと私には聴こえるのだが)を思い出す。つまりフリージャズっぽい演奏だが、概ね当たり!だ。

2. No Greater Loveは、チック・コリアの”CIRCLE PARIS-CONCERT”(黄色いアルバム)の演奏を思い出す。サックスはもちろんアンソニー・ブラクストンだ。(私の大好きな演奏。ぜひ、聴いて欲しい。)

3.All Bluesは、マイルスもよく演奏しているスタンダードだが、ここではパット・メセニーのギターをフューチャー。

5.Isfahanは、デューク・エリントン楽団がよく演奏した曲だが、ここでは、チック(p)とヴィトウス(b)とデジョネット(ds)のトリオの緊迫した演奏。(素晴らしい)ちなみに、チックとヴィトウスで思い出すのは、チックの”Now He sings,Now He sobs”の名演。

6.Stella By Starlightと7.Round Midnightの超スタンダード曲は、アルトのリー・コニッツの独壇場だ。リー・コニッツのアルトは、いつもいつも聴こうとはならないけど、どこか深いところで心に響くものがある。

ということで、このアルバムは、それぞれの楽器の第一人者の演奏を楽しむのが良いのかもしれない。不思議なアルバムです。

Curtis Fuller “Blues-ette”

Curtis Fuller “Blues-ette”

Curtis Fuller : tb
Benny Golson : ts
Tommy Flanagan : p
Jimmy Garrison : b
Al Harewood : ds

  1. Five Spot After Dark
  2. Undecided3
  3. Blues-ette
  4. Minor Vamp
  5. Love Your Spell Is Everywhere
  6. Twelve-Inc

Recorded on May 21,1959

1970年代、私の学生時代に「幻の名盤」復刻として、話題を呼んだのがこのアルバム。ジャズでトロンボーン奏者と言えば、このカーティス・フラー、そしてJ.J.ジョンソンを思い出すが、サックス、トランペットほどたくさんのプレイヤーがいるわけではない。
日本では、向井滋春、福村博、それに丹後の知人宅でのジャズコンサートで大山日出男セクステットの片岡雄三さんだ。

人気の秘密は、1.Five Spot After Darkの親しみやすい曲と演奏者の個性的なアドリブだろう。名盤にこの人ありのピアノのトミー・フラナガン、ベースのジミー・ギャリソンのバックも聴きものです。

ミュージックCDの楽しみ

1960〜1970年代はレコードで、1980年代からはCDで、ジャズ、ロック、クラシックとずっと聴き続けてきた音楽。

正確に数えたことはないけど、レコードは1500枚以上、CDも1000枚近くあると思う。もっとも、人生の節目、節目で、引越しなどの際に、中古店に持ち込んだり、2004年の台風23号の浸水でレコードが破損廃棄したりして、何百枚かは減っている。それでも1000枚を越すレコードとCDは現在もある。

レコードは、現在プレーヤーがないので蔵に仕舞ってあるが、CDはあっちに行ったり、こっちに移動したり、置き場所を変えながら、現在は私の部屋の天井下に収まっている。

iPodが登場した時には、レコードをデジタル化してiPodに入れて、毎日聴いていた。1000枚以上あるレコードをデジタル化するには、休日に懐かしいレコードに針を落としながら、ライナーノーツを読みながら、1枚1枚、デジタル録音していく。楽しい時間なのだが、全部楽しむには膨大な時間が必要。

そしてCD。
お気に入りのCDから順番にiMacに入れながら聴こう。

それぞれのCDを買った頃の時代や自分の思い出をフラッシュバックしながら聴くのもなかなかいいもんだ。

John McLaughlin “Thieves and Poets”

John McLaughlin “Thieves And Poets”

John McLaughlin : guitar
others

1. Thieves and Poets, Pt. 1
2.Thieves and Poets, Pt. 2
3.Thieves and Poets, Pt. 3″
4.My Foolish Heart
5.The Dolphin
6.Stella by Starlight
7.My Romance

Recorded in June, 2002

ジョン・マクラフリンはギタリスト。
なんか変な書き出しだが、余りにも多彩なジョンなので。

自分のバンド「マハビシュヌ・オーケストラ(Mahavishnu)」で、マイルス・ディビスの重要作”Bitches Brew”、”Jack Johnson”での演奏、サンタナと共演、シャクティ(Shakti)、パコ・デ・ルシアとラリー・コリエルとのギタートリオなど。

ジャズを主体に、インド音楽、スパニッシュ、クラシック、ロックなど様々なスタイルで演奏活動。スーパーな存在なのだ。

1.〜3.のThieves and Poetsではオーケストラをバックにオリジナル曲を演奏。マクラフリン独特の演奏が続いた後、4. My Foolish Heart、5.The Dolphinと続くバラードが心に染みる。

静かにゆったりと聴いてほしい。アルバムです。

Paul Chambers “BASS ON TOP”

Paul Chambers   “BASS ON TOP”

Paul Chambers : bass
Hank Jones : piano
Kenny Burrell : guitar
Art Taylor : drums

1. Yesterdays
2.You’d Be So Nice to Come Home To
3.Chasin’ the Bird
4.Dear Old Stockholm
5.The Theme
6.Confessin’
7.Chamber Mates

Recorded in 1957

ポール・チェンバースは、これまで紹介してきたマイルス・ディビスウィントン・ケリーアート・ペッパーソニー・クラークなどのジャズを代表する演奏でベースを弾いている。

そのウォーキング・ベース、ボーイング(弓弾き)、ピチカット奏法も、全て一級品。特にウォーキングは独特のバッキングで、心地よい。

同時代にジャズ・ベースのトップを競ったリチャード・デイヴィスから一目置かれ、その後のベーシストに多大な影響を与えた。

学生時代に、アルバム名を見ずに、楽器演奏だけを聴いて奏者を当てる「ブラインドフォード遊び」をよくしたものだが、ウィントン・ケリーのピアノとこのポール・チェンバースのベースは、自信を持って答えたものだ。

McCoy Tyner “ENLIGHTENMENT”

McCoy Tyner  “ENLIGHTENMENT”

McCoy Tyner: p
Azar Lawrence: ts, ss
Juni Booth: b
Alphonse Mouzon: ds

1. Presenting the McCoy Tyner Quartet
2. Enlightenment Suite, Part 1 – Genesis
3. Enlightenment Suite, Part 2: The Offering
4. Enlightenment Suite, Part 3 – Inner Glimpse
5. Presence
6. Nebula
7. Walk Spirit, Talk Spirit

Recorded on July 7, 1973

久しぶりに聴くマッコイ・タイナー。
私が学生時代に初めてジャズのコンサートに行ったのがこのマッコイ・タイナーだ。その強烈な演奏は今でもはっきりと覚えている。

この”Enlightenment”の録音の1年後の来日だったので、ほぼこの録音と同じ演奏だ。たまには灼熱の演奏に浸るのも良いもんだ。

KOH’s VIEW  2005/03/20 参照

Red Garland “GROOVY”

Red Garland  “GROOVY”

Red Garland : p
Paul Chambers : b
Arthur Taylor : ds

1. C-Jam Blues
2. Gone Again
3. Will You Still Be Mine?
4. Willow Weep For Me
5. What Can I Say, Dear
6. Hey Now

Recorded on Dec. 14, 1956, and May 24, Aug. 9, 1957.

グルービー(groovy)。
「いいノリだね」とか「スィングしているね〜」と言う意味合いで語る。まさに、その「groovy」がタイトルになったレッド・ガーランドのアルバム。

「タイトルに偽り無し」の名盤だ。

録音当時は、マイルス・ディビスのコンボでピアノを弾いていたレッド・ガーランド。ジャズ特有のリズム「バック・ビート」を強調したピアノは、まさにソウルフルで粋だ。

ポール・チェンバースの、こちらもポール特有のウォーキング・ベースも素晴らしい。1950年代ジャズが存分に楽しめる必聴盤だ。

Keith Jarrett “The Melody At Night, With You”

Keith Jarrett “The Melody At Night, With You”

Keith Jarrett : p

1. I Loves You Porgy
2. I Got It Bad And That Ain’t Good
3. Don’t Ever Leave Me
4. Someone To Watch Over Me
5. My Wild Irish Rose
6. Blame It On My Youth / Meditation
7. Something To Remember You By
8. Be My Love
9. Shenandoah
10. I’m Through With Love

静かに、静かに、静かに。
熟考する時、考え続けた後の放心の時、そして眠りにつく時。
いつも、いつも、聴く。
私の密かな、名曲、名演のアルバムなのだ。

このアルバムには、もう一つ一生忘れられない思い出がある。

かつて、コウノトリの郷公園参与だった故・池田啓(いけだ ひろし)氏の追悼の会を行なう時の企画をさせていただいたことを思い出す。ジャズとワインが大好きだった池田さん。趣味が一致して、我が家で深夜までワイン飲みながら、ジャズを聴いた日々。

悲しさと無念の思いを断ち切れないまま、池田さんを追悼する曲に、このキース・ジャレットのアルバムを会場に流し、みんなで池田さんを想いながら聴いた。

キース・ジャレットがソロで弾くスタンダード曲。
一度、聴いてみてください。

Keith Jarrett “The Köln Concert”

Keith Jarrett “The Köln Concert”

1. Köln, January 24, 1975 Part I
2. Köln, January 24, 1975 Part II a
3. Köln, January 24, 1975 Part II b
4. Köln, January 24, 1975 Part II c

Recorded on Jan.24,1975

キース・ジャレットは、全くの即興(インプロビゼーション)によるソロ・ピアノという演奏スタイルで、1970年代ジャズ界に大きなセンセーションを巻き起こした。

その前後にも何枚ものキースによるソロ・ピアノのレコード(CD)がリリースされているが、最も人気なのはこの「ケルン・コンサート」だ。

キースはジャズ・ピアニストとして最も人気のある一人だが、ジャズ特有のフレーズ、ブルージーな演奏というよりも、フォークロア(アメリカ民踊)的なところもあるし、叙情的なメロディーが印象的。

もう何十回聴いたかわからないぐらい聴いているが、秋の静かなひと時には、このケルン・コンサートが聴きたくなる。

この秋は、実際にケルンを訪れたあとなので、あの大聖堂の空間を思い出しながら聴くと格別だ。

Eric Dolphy “FAR CRY !”

Eric Dolphy “FAR CRY !”

Eric Dolphy : bass clarinet, flute, alto sax
Booker Little : trumpet
Jaki Byard : piano
Ron Carter : bass
Roy Haynes : drums

1. Mrs. Parker of K.C.
2. Ode to Charlie Parker
3. Far Cry
4. Miss Ann
5. Left Alone
6. Tenderly
7. It’s Magic

Recorded  on Dec. 21,1960

36才で逝ったエリック・ドルフィー。
よく「夭折の天才」と言われるが、亡くなって50数年経った今も、永遠に聴きたいドルフィー。確実にジャズファンの中に生きている。

翌1961年の名盤   “AT THE FIVE SPOT”    “LIVE AT THE FIVESPOT VOL.2”  にも劣らない素晴らしい演奏が聴ける。ファイブ・スポットと同様、トランペットのブッカー・リトル との共演盤。

ジャッキー・バイアード(P)、ロン・カーター(b)、ロイ・ヘインズ(ds)と大物揃いのリズム部隊。

“Left Alone” でのドルフィーのフルートは格別だ。