みんな集まるのは久しぶり

開会挨拶。代表幹事の吉井満隆氏(バンドー化学株式会社 社長)

神戸経済同友会の幹事会に出席。2月を最後に中止かオンラインで行われていたが、今回はANAクラウンプラザホテル神戸にて開催。

コロナの緊急自粛要請は解除されたものの、会場は、1テーブルに1人掛けと2人掛けのセッティングを交互に設え、参加者は全員マスク。

会員移動の承認後は「会員講話」。今日は川崎重工業(株)の富田健司氏(取締役、元副社長)。今季より神戸経済同友会の代表幹事に就任。

会場となった「ANAクラウンプラザホテル神戸」のロビー。今回の幹事会出席は自粛要請解除後の神戸の様子を見たい、という目的もあった。ホテルはまだまだひっそり。旅行者、仕事の出張などまだまだ再開せずと言ったところか。

その後、三ノ宮のセンター街を歩いてみる。
結構多くの人が行き交い、買い物客も多い。自粛の反響か。

今、やるべきことをやる〜大幸薬品(株)柴田社長

東京から大阪へ移動。会場はリッツカールトン大阪だ。

経営者倶楽部の今月のゲストは大幸薬品(株)柴田高社長。

大幸薬品と言えば「正露丸」。創業者の孫にあたる柴田社長。3人兄弟の三男として生まれる。会社の後継者として育った二人の兄とは別の道に、ということで医師を目指し、外科医となる。チームで年間1200の手術をマネージメントし、自らも300を越すオペレーションをこなすが、48才で外科医から大幸薬品の経営へと転身。著書に『カリスマ外科医入門』。

「言われたことを真面目にやってきた私がどうしてこの病になるのか?」死期迫る患者さんの口から漏れた言葉。多くの患者さんの手術を通して人生で大切なものは何か?何のために生きているのかを考える。

スティーブ・ジョブズの「明日が最後の日だと思って、今日は何をすべきか考えて行動する。」を思い出す。

「今、やるべきことをやる」

(株)ハウスドゥ〜業界を変え、安心を提供

今月の経営者倶楽部のゲストは、(株)ハウスドゥの安藤正弘社長。

1991年、26才で3坪の事務所で不動産仲介会社を設立。安藤社長にとって未知の分野にチャレンジ。業界を知っている営業社員を雇い、ノウハウを身につけながら、独自の理念に基づき、業界で地位を築いていく。時代はバブル。不動産売買で大儲けする周囲を見て、自分もと思い開業し、それなりに利益もあげ、自身の収入も高額になるが、どこか満足を得られない。「これで良いのか」との疑問から、「何のための仕事か」と自問。

当時(1990年代)のアメリカの不動産業視察し、合理的な不動産売買の実態を知り、これを日本の不透明な不動産業を、オープンで安心の業界にしようとの経営理念を掲げる。

2006年に「ハウスドゥ」(不動産仲介専門のFCチェーン)をスタート。現在約600店舗、1000店舗を目指している。住みながら家を売却できる「ハウス・リースバック」サービスが大ヒット。月間1200件を超える問い合わせがあるという。

経営者倶楽部は、今回が100回目の開催。毎回、有名、無名問わず、素晴らしい経営をされている凄いゲスト・アドバイザーが登場。リッツ・カールトン大阪の「ザ・バー」で少人数、かつ寛いだ雰囲気の中で進行する。

クルーズ〜私にとって未知の世界

今月の経営者倶楽部のゲストは、郵船クルーズ(株)の服部 浩 相談役。
日本最大のクルーズ客船「飛鳥II」を運航し、多彩なプランで人気を博している。

豪華客船とクルーズ
・ 世界のクルーズ人口は、2300万人/1年
・ 日本は、37万人。
・ 世界最大の豪華客船は、カリブ海のSymphony of the Seas、23万トン、5500名。
・ 「飛鳥II」は、日本、5万トン、870名。
・ 「飛鳥II」での「100日間世界一周クルーズ」は、一人2000万円。夫婦が多い。

なぜ、クルーズが人気なのか?
・ 非日常(時間の流れが違う)
・ 便利(荷物を運ぶ手間不要。自宅から宅配。各国の移動もそのままで)
・ 移動の手間(移動地が向こうからやってくる。寝ている間に到着)
・ 現場、本物による感動(クジラ、シャチ、満天の星、グリーンフラッシュ、海からの景色)
・ 食事とエンターテインメント

クルーズに日本人が少ない理由
・ 長期の休みが取りにくい
・ 1カ所だけでは満足しない
・ 冬は海が時化る

など、社会、習慣、気候など、外的、内的要因が色々とあるようだ。

私は4年前に、ヘルシンキからストックホルムまでの北海を豪華客船で移動したことがある。一晩だけだが、夜明けの霧から朝日が差し込む幻想的な風景が忘れられない。
私には、「現場・本物」というのがキーワードになりそうだ。

本気の文化による街作り〜神戸経済同友会での講演

「神戸経済同友会 2018年度活動報告会」を神戸・ポートピアホテルで開催。

國井総一郎代表幹事の開会挨拶に引き続き、13の委員会の活動報告がなされた。13時〜16時30分までの長丁場だが、会員みんな熱心に聴く。

今回の目玉は、劇作家・演出家の平田オリザさんの講演会。

テーマ「本気の文化による街作り〜但馬に大学をつくる〜」。スキー人口の減少を例に取りながら、全人口が減っているためなのか?楽しみの多様化のせいなのか?若者の趣味の変化なのか、と問いながら、男女の出会う場の減少が問題なのだ、と問題提議。

小中学校における、コミュニケーション教育、英語教育、ふるさと教育の重要性や、アートで活性化を図る豊岡市の取り組みなどを紹介。

中でも、平田オリザさん主宰の「劇団青年団」を豊岡市に移転して、劇団員の家族、そして自らも江原(豊岡市日高町江原)に移住してくる話をされる。

現・豊岡市商工会館を劇場に改築し、青年団の劇場として再生する。その名も「江原河畔劇場」。まだ仮称だが、円山がわの美しい流れを目前にできる劇場は、都市の劇場とはまた異なった異空間を作り出すのだろうと期待する。

エビスビールで乾杯

ビールの美味しい注ぎ方を実演

今日の経営者クラブのゲストは、サッポロホールディングス(株)上條努代表取締役会長。サッポロビール(株)入社後、9年後にサッポロUSAに出向。サンフランシスコ支店長としてアメリカ進出の先頭に立つ。当初一人の事務所からスタートしたことなどから淡々と当時のお話をされましたが、おそらく開拓者精神を秘めながら、誠実且つアメリカ市場を冷静に分析された営業活動で結果を出されたのだろう。

帰国後は、国際事業部、経営企画部を歴任され、2011年にサッポロホールディングスの社長兼グループCEOに就任。5つのグループ会社の組織、人事制度など改革。ベトナムに工場建設し進出の決断をされた話は印象的。イスラム圏やインドなどは、酒類を飲まない文化圏もあり、ビールを飲む文化のベトナムに着目。(駐ベトナム邦人ビジネスマンからは成り立つのか?などと見られていた)。

上條会長とは、生まれ年が同じ(学年は私が一つ下)。大学は上條会長が慶應、私が早稲田、住んでいた場所が目白台。同じ時代、同じ東京のエリアで学んでいたことでとても親しみを感じました。

毎日愛飲しているビールは、エビスビール。エビスビールの会長とエビスビールで乾杯できることはこれをおいてないだろう。ということで、ツーショットをお願いする。

経営の蘊蓄と美味しいビールの学びの時間でした。

企業理念の大切さを学ぶ〜(株)川村義肢

今月の経営者クラブのゲストは、(株)川村義肢の川村慶 社長。高校時代からアメリカンフットボールを始め、大阪体育大学時代には関西大学リーグで大活躍。体格も大きく猪突猛進型の経営をされているのかと想像していましたが、会社とは何か、社員を大切に、企業理念に基づいてきめ細かく経営されている。

社員をソウルパートナー(魂の仲間)と呼ぶ。
経営理念:「ソウルパートナーとお客さまのQ.O.L向上を絶対あきらめない」
行動指針:5つのキーワード「常に研鑽」「最高の製品」「心を込めたサービス」「合理化努力で利益」「豊かな生活を築く」

川村社長は、自らの経営スタイルを「放牧経営」と呼ぶ。
社員に任せて思いっきり挑戦し、行動し、成果を出すように指導されている。時々「社長は楽ですね」と言われるが「とんでもない、通常よりも何倍もきめ細かく社員と接しています」と答える。

経営には、社長の覚悟と本気で社員とコミュニケーションをとることが必要だと再認識。川村社長から多くのことを気づかせていただいた。

経営者セミナー(3日目)

▪️ 泉谷渉(産業タイムズ社社長)
 ・日本の車を全てEV(800万台)にしたら、原発5基分の電力が必要。
 ・予測として2030年でEVは5〜6%ぐらいだろう。
 ・本命は、48ボルトマイルドハイブリッド。(現時点で日産ノートeパワー)
 ・中国マーケット自動車−4%。中国の衰退。次はインド。
 ・昨年の株価下落で中国は200腸炎が消え、時価総額670兆円。(日本700兆円)
 ・今後伸びるのは車載向け半導体

▪️近藤宣之(日本レーザー会長)
 ・企業の意義は働く人を幸せにすること。
 ・感謝・成長・利他の理念にあう人財採用
 ・透明性と納得性の高い人事制度

▪️大山健太郎(アイリスオーヤマ会長)
 ・プロダクト・アウト → マーケット・イン → ユーザー・イン
 ・競争のないビジネスをやりたい。(生活者視点のモノづくり)
 ・「メーカーベンダー」商品開発→生産→流通開拓→小売
 ・「園芸」「ペット」の市場を創造した。(ホームセンターにて)

▪️デービッド・アトキンソン(小西美術工藝社社長)
 ・これまで50年間で世界経済は3.6%成長。
 ・人口増加要因で1.8%、生産性向上で1.8%。(半分ずつ)
 ・アメリカの成長率が高いのは、人口の急増要因。(1989年2.4億人→現在3.2億人)
 ・GDP = 人口 × 生産性
 ・生産性(国)=付加価値(金利、税金、利益、給与)÷人口
 ・生産性(企業)=付加価値(売上−外部仕入)÷社員数
 ・人口が急減する日本は、生産性向上を真剣に果たさなければならない。

※備忘録的な項目として記述。内容については、多岐、意味深い、時代背景、予測の根拠など全て記述できないのが無念ですが、今後引き続き理解を深め、実行に移して行きたい。

経営者セミナー(2日目)

▪️ 上念司(経済評論家)
 ・世の中(経済)はモノとカネのバランスで成り立つ。
 ・モノが少ないとモノ価値が上がり、お金が少ないとお金の価値が上がる。
 ・コアコアCPI(食料、エネルギーを除いたもの)は2.0%が必要。(現0.3%)
 ・今年の消費増税での駈込み需要はない。

▪️ 森勇介(大阪大学大学院教授)
 ・心理学のテクノロジーでトラウマは解消できる。
 ・POMR(Problem Oriented Medical Record)問題指向型診療録
 ・田中万里子(サンフランシスコ州立大学名誉教授)との出会い

▪️ 井上康生(全日本柔道男子監督)

▪️ 田坂広志(多摩大学大学院教授、田坂塾塾長、ソフィアバンク代表)

▪️ 土井英司(エリエス・ブック・コンサルティング社長)

▪️ 青山繁晴(参議院議員)

経営者セミナー(1日目)

全国経営者セミナーに参加。
テーマは「揺れ動く!2019年の世界と日本」
3日間かけて、全14コマのゲスト講演を聴く。(分科会2つ含む)

主催者の開会挨拶の中で現在の企業数のお話があった。今後、企業数は減少すること、特に小規模企業(99%が中小企業)は激減するのではないか、との予測のもと、今回のテーマが設定してある。
・ 日本の全企業数=386万社 → 99%が中小企業である。
・ 創業100年以上の企業数=5万社。
・ 200年企業=3000社。(世界では7000社、ドイツ1500社、フランス300社)

14名のゲストの講演会を聴く。(ここでメモを網羅することはできないが、備忘録として私にとってのキーワードを記録しておきたい。

▪️ 池上彰(ジャーナリスト)
 ・これまでの元号は中国古典から。今度は日本の古典からの可能性も。
 ・日露首脳会談は不調。外務省は2島返還を準備開始している?
 ・7月の衆参解散選挙あり。(参院だけでは自民2/3を割るであろう)
 ・日韓関係は、韓国の建国の歴史から考える必要がある。(建国神話)

▪️ 松本晃(元・カルビー会長兼CEO)
 ・ライザップは構造改革をしなくてはならない。すでにシナリオは書いた。
 ・会社は、Commitment & Accountability (約束と結果責任)
 ・No Meeting , No Memo 会議ばかりしても意味がない。
 ・会社の金は1円もない。お客からいただいている。
 ・うまくいく会社=Vision、Plan、Leadership

▪️ 天野博(ノーベル賞、名古屋大学教授)
 ・LEDにより電力の削減ができる。2020年7%削減1兆円規模。
 ・GaNの開発→無線電力供給の開発ができる

▪️ 櫻井よしこ(ジャーナリスト)
 ・世界地図を逆さ(富山県が作成した地図)をみると日本の位置が見える。
 ・太平洋(アメリカ) ⇆ ユーラシア大陸(中国)の緩衝地帯が日本。
 ・北極海の資源、ルートも考える必要がある。