蝋燭能〜幽玄美への誘い(安養寺 京丹後市)

昨夜は、安養寺(京丹後市久美浜町安養寺125)の恒例の蝋燭能を鑑賞。
今年で13回目を迎える蝋燭能。演目は、狂言『口真似』、能『望月』。

観世喜正(観世流シテ方)さんの先代観世喜之さんの時代より安養寺とのご縁があり、観世喜正さんが毎月東京より来られて子供たちへ「丹後から能楽師プロジェクト」として指導されている。今回はそのプロジェクトから育った小学校6年生の女子が子役として舞台へ立つ。
(こうして長年の指導が少しずつ身を結んできているのが素晴らしい)

境内に入り、蝋燭に灯されたアプローチから館内へ。
開演前にご挨拶される藤村ご住職。

能舞台を取り囲むように座席が設られている。

「沖縄燦燦」〜歌えよ踊れ

「沖縄燦燦」公演(江原河畔劇場)
沖縄の島々に古くから伝わる歌謡や伝承をもとに創作された沖縄版ミュージカル。沖縄の熱風が会場いっぱいに吹き込む。笑顔とエネルギーに溢れた素晴らしい舞台。ヴァイオリンと三線とパーカッションの生演奏。ヴァイオリンの音色が愛を奏で、情熱的な踊りを伴奏し、南国の星空の下のロマンを表現する。三線は沖縄の香りを運び、演奏者の沖縄民謡の歌唱が素晴らしい。和太鼓とシンバルとを組み合わせたパーカッションで沖縄のリズムを叩き出す。

初演から11年。世界各地で演じられ、今年の10月に200回目の公演を終えたそうだ。

燦燦の掛け声でグー!

舞台でも終演後も、ともかく笑顔いっぱい。
沖縄の風に乗せられ思わず記念撮影。
こういう写真はあまりアップしないのですが、あまりにも素敵な笑顔を届けたくて。

今日は(10/28)もう1回17時から、明日(10/29)は11時からの公演あり。
ぜひ、行ってみよう。

「沖縄燦燦」
日 時:2023年10月28日 13時 / 17時
        10月29日 11時
場 所:江原河畔劇場(豊岡市)

U-35 ギャラリートーク/ガラージュ

梅田グランフロントのシップホール

U-35(Under 35 Architects exhibition 2023)の会期中(10/20〜30)に、会場であるうめきたシップホール2階にて、毎日ギャラリーイベント、トーク、レクチャーが開催される。

本日は、若手建築家集団「ガラージュ」のギャラリートーク(16:00〜17:00)が行われたので参加しました。

トークは『現場日記』という52分の映像作品にまとめられた「改修 ドーモ・キニャーナ」の設計から工事、竣工までを記録した日記映画。(トーク現場の写真が撮れなかったのが残念)

映像を流しながら、ガラージュ3人が説明を加えていく形式でトークが行われた。最後の5分は施主である私がいきなり指名される。ガラージュに依頼した経緯、これからの期待を込めてコメントしました。

他には、シェアハウス「江原_101」のリノベーションの経過や住民である芸術文化観光専門職大学(CAT)の学生たちがシェアハウスで繰り広げるパフォーマンスの映像もある。

展示会場ではリアルにシェアハウスの住民であるCAT学生によるパフォーマンスも行われる。

“U-35″〜35歳以下の若手建築家による展覧会

U-35(Under 35 Architects exhibition 2023) がいよいよ10月20日から、大阪梅田のグランフロントで開催されます。

建築家集団「ガラージュ」も選出され、イベントに出展します。

U-35は、35歳以下の若手建築家による建築の展覧会。公募・推薦により7組の建築家・設計者が選出され、図面や模型、映像を用いて建築作品が展示され、トーク、レクチャーなどが予定されている。

ドーモ・キニャーナ3階

豊岡市日高町江原に拠点を置く建築家集団「ガラージュ」は、展示とギャラリー・トークを行ないます。

ガラージュのギャラリーイベント
日程:10月24日(火) 16:00〜17:00
会場:グランフロント(うめきたシップホール2階)

作品(テーマ)は、シェアハウス「江原_101」のリフォームの経緯とドーモ・キニャーナ3階の改修設計、工事など。

特に、シェアハウス「江原_101」は芸術文化観光専門職大学(CAT)の学生たちが居住し、ダンス・演劇や観光マネージメントなどの学びと創造、地域社会との連携など、注目を集めています。

都合のつく方、興味のある方、地域づくりに関心のある方、会場に行ってみましょう。

展覧会:U-35(Under 35 Architects exhibition 2023)
日 時:2023年10月20日〜30日
会 場:グランフロント大阪(うめきたシップ2階)

永楽館歌舞伎が戻ってきた

コロナ禍で中断していた永楽館歌舞伎が4年ぶりに再開されました。
コロナ影響で日程調整が困難。片岡愛之助さんの日程に合わせて、今回は9月になりました。
待ちに待ったファンが連日詰めかけ、全ての公演はチケット完売。

この永楽館の空間が良い。
「お帰りなさい、愛之助さん」の気持ちで開演を待つ観客。

今年の演目は、
一、菅原伝授手習鏡(車引)
二、お目見得 口上
三、釣 女 (常磐津連中)

抹茶を一服。
歌舞伎の休憩、自席でいただくのもなかなかおつなもの。

お水(これはこれで美味しい)はペットボトル。
折りたためる茶杓。
コンパクト収納の茶筅。
道具も大事!

なんやかやと永楽館歌舞伎は面白い。
愛之助さんも「ライフワーク」として永楽館での歌舞伎を続けていくと宣言。
なんとか、これからも続けてもらいたいものです。

「江原_101」は小さな舞台でもあるのかな?

『とても小さなある舞台』by 渡邊のり子 at 江原_101

豊岡演劇祭2023のフリンジの会場として多くの方に来ていただきました。

小さな箱型の作品を展示します。
舞台はおよそ5cm四方の箱。様々な小物が箱の中で出会い、対話し、そこで生まれたストーリーはまるで1つの舞台を観ているかのよう。
(「作者・渡邊のり子氏の作品に寄せるコメント」豊岡演劇祭2023のサイトより)

作品の展示をご覧なりながらシェアハウスの見学も。

『家を鳴らす』〜果たして「江原_101」は鳴ったか?

「豊岡演劇祭2023」連携プログラム。
『家を鳴らす』by ガラージュ+額田大志。

芝居小屋シェアハウス「江原 101」を会場として、ヌトミック/東京塩麹の額田大志さんをお招きし、この家やこの地域の空間をパフォーマンスとして立ち上げるワークショップです。 「江原 101」は、江原駅前すぐ近くに位置する、人々が分け隔てなく集えるシェアハウス。芸術文化観光専門職大学の学生が暮らしています。学生たちが豊岡でどのように暮らしたいかを話し合い、地域と繋がりながら実験・創作できる場として機能しています。
「豊岡演劇祭2023」連携プログラム紹介文より

参加者はビー玉を持って、シェアハウスの中を思い思いにウロウロ。柱を叩き、床を叩き、目についたモノを何でも叩く、鳴らす。

やがてシェアハウスの住民(芸術文化観光専門職大学の学生たち)が、シェアハウスを使ってのパフォーマンス。非日常の空間を創り出す。

シェアハウスの外から覗き見も
やれば
みんなで踊り出す。

なんか訳のわかったようなわからないような。
そんな感覚がとても心地よい気分にさせてくれる。

こんなシェアハウス「江原_101」もあるんだ。
なんだか嬉しくなりました。

「江原_101」ではこんなこともやっています(豊岡演劇祭)

豊岡演劇祭、真っ最中。
シェアハウス「江原_101」では、みんなの共有スペースとして開放。

入り口入るといきなり「駄菓子屋?」「小間物屋?」
でも昔の「たばこ屋?」みたいでもある。
看板娘もいます。^ ^

地元のコーヒー焙煎店と協力して、コーヒーの試飲コーナーも。

何でも、どのようにも、使えるシェアハウスを目指してオープン。
まさかここまで利用されるとは。

嬉しい限りです。

「ディア101」〜お茶の間トーク第1弾

今日から「豊岡演劇祭2023」が始まる。
こちらは東大・慶大生による劇団遊学生の「ディア・ディア」公演が終わり、すでに熱気が漂う夜のシェアハウス「江原_101」。

公演後も、豊岡演劇祭の観劇や地元の演劇学生たちと交流をするために残った遊学生たちとシェアハウス江原101の演劇を専攻する学生たちとのトークを開催。

テーマは「地方で生活すること」。
遊学生たちは、豊岡公演の前に四国香川県三豊市で公演を経験。「演劇??」「なぜここで」など、ピンとこない住民への広報の困難さなど、演劇活動と地方の実態などを意見交換。101の学生もそれに応えて豊岡に来て2年半の学びと生活の実感を語り合う。

数年ではあるが、先行して豊岡市は「演劇のまち」を志向し演劇公演を観る機会が多かった分、市民の反応は全然違う。実際にやってみる、続けてみることの大切さを痛感するトークでもありました。

今年も遊学生(3期生)の打ち上げ

劇団遊学生の打ち上げ。
昨夜『ディア・ディア』豊岡公演を終え、9月初め四国の三豊・観音寺(香川県)から始まり、そのまま豊岡へ移動した今回の公演の旅も無事に終了し、今夜の打ち上げとなった。

打ち上げには、シェアハウス「江原101」に住むCAT(芸術文化観光専門職大学)学生、建築家集団のガラージュも参加し、交流するのも目的の一つ。

東大生、慶大生、早大生、若手建築家、ドイツからの留学生、ドイツ留学を終えた関学院生など約30名の若者ばかり。お肉もチキンもちらし寿司もパンもサラダもいつもよりたっぷりだ。

時刻も10時を回り、最後に記念撮影。
将来の、建築家、学者(文化人類学、科学、法学、文学)、弁護士、官僚が育ち、作・演出家、俳優、ダンサー、プロデューサーが誕生していくだろう。
もちろん、地方・地域づくりに貢献する人材の出現も大いに(最も)期待しています。

未来がとても楽しみ。
国内外どこにいても、いつでもぶらっ戻って来れる場所としてのシェアハウス「江原101」。そして「ドーモ・キニャーナ」でありたい。