食の宝庫、京丹後で打合せ

京丹後市「自然耕房あおき」さんの事務所に行く。代表の青木美恵さんには、昨年5月の但馬コネクションのゲストとしてお招きしました。エディブル・フラワーのサラダを思い出します。

今回訪問の目的は、その青木さんたちの野菜づくりを指導し、サポートしている方との打合せ。詳しい内容は、また後日、アップしたいと思います。

そもそも「自然耕房あおき」の青木さんとの出会いは、この食品スーパー「いととめ」(京丹後市大宮町)の廣野夫妻の紹介。ちょっと距離がある(車で約1時間)ので、なかなか普段、買い物できなくて残念ですが、地元の新鮮な魚介類や野菜、厳選した調味料、そして自前のお惣菜など、美味しい食材の宝庫です。

打合せ時のランチに、広野さんから「ちらし寿司」が届いた。(これが何ともまた美味しい)。帰りには、たくさん食材を購入。

帰り道の途中にある「和久傳ノ森」に立ち寄る。今回のお会いした方は、この和久傳さんとも多いに関係のある方なのだ。

「和久傳ノ森」には、開店した夏、工房レストランでランチしましたが、大勢のお客様で行列ができていましたが、今日は、真冬に逆戻りの寒い日のせいか空いていました。新芽の季節には、またたくさんのお客様で賑わうのでしょう。

「さんぽう西村屋」〜城崎温泉に新たなダイニング&サロンが誕生

柳が芽を吹き出し始めた大谿川(おおたにがわ)。
城崎温泉の風情には欠かせない。

城崎随一の老舗温泉旅館・西村屋が経営するレストランが、本館横に完成。オープン前の試食会にお邪魔しました。

街並みに合った外観とモダンで斬新な発想の内装がマッチした素敵な空間だ。

レストランの名前は、「さんぽう西村屋」。

到着するとさっそく西村総一郎社長に建物の中を案内していただく。まずは、名前の由来から。

言葉から最初に連想するのは「三方良し」の「さんぽう」(その意味も込めたそうです)だが、敷地横に佇む「三柱神社」がその由来。地元では「三宝荒神」(さんぽうさん)と呼ばれているそうだ。「かまどの神」と言うからまさに相応しいネーミング。

特徴は、吹き抜けの建物中央に配置された炭火。但馬地方の海山川の旬の食材を目の前で焼いていただく。さらに壁の向こうのキッチンで調理された料理も出される。

炭は地元・神鍋高原で焼く「神鍋白炭」も使い、ワサビも地元・十戸の「北村ワサビ」、出されたのは、藁で燻したサワラのタタキ。

四季折々の旬で新鮮な食材が食べられる。
これからも四季を楽しみに、訪れたい。
4月3日に正式オープン。

さんぽう西村屋

エナガがやって来た

我が家の庭のコンセプトは「野鳥が喜ぶ庭」。27年前に自宅を建てた時からお世話になっている庭師さんと、この方針は一貫している。

今回の庭の大改造では、新たにザイフリボクとトネリコを植えた。
さっそく、エナガが毎日やって来る。

Keith Jarrett “SOMEWHERE BEFORE”

Keith Jarrett “SOMEWHERE BEFORE”

Keith Jarrett (p)
Charlie Haden (b)
Paul Motian (dr)

1. My Back Pages
2. Pretty Ballad
3. Moving Soon
4. Somewhere Before
5. New Rag
6. A Moment For Tears
7. Pouts’ Over (And The Day’s Not Through)
8. Dedicated To You
9. Old Rag

Recorded on Aug. 30 & 31, 1968

1曲目、ボブ・ディランの曲 ”My Back Pages”。
何百回聴いたことだろう。

この曲が流れるといろんな光景とその時のエピソードが頭をよぎる。それは、学生時代にまでさかのぼる。My Back Pagesを聴きながら、将来の進路を考えたり、結婚を考えたり。友人と語り飲み明かした夜。人生の節目、節目には、必ずこの曲を聴いた。

ぜひ、聴いて欲しい”My Back Pages”。

キース・ジャレットはその後のソロ・コンサートとトリオで一世風靡。これはそれ以前の演奏。どこか明るくおおらかな演奏がいい。2曲目”Pretty ballad”、8曲目”Dedicated ToYou”のバラードも素晴らしい。

春の庭〜艶やかな紅白共演

冬〜春の庭大改造もいよいよ大詰め。一面、新しい土と腐葉土で覆われた裏庭だが、この紅白コンビは、もともとここに植えてあったので、のびのびと成長。新しい庭に「花」を添えてくれている。


白組代表はユキヤナギ。
11年前にこの場所に移植したのをブログに書いている

紅組代表は、ボケ。
一時的に、仮の場所に移植したボケ。だが、今や一番目立つ一等地になった場所で艶やかな色を演出してくる。

「ひょうごクリエイティブビジネスグランプリ」知事賞受賞

卒業記念のハンガー(写真のハンガーは、地元・豊岡市神美小学校卒業記念)

「ひょうごクリエイティブビジネスグランプリ」(兵庫県産業労働部産業振興局主催)に推薦を受け、応募したところ「知事賞」を受賞しました。

この賞は、斬新な発想やユニークなアイデアで、先導的、モデル的な事業を展開する企業を顕彰し、全国に向けて広く周知することでマーケット拡大を図ることを目的としている。

表彰状を受けとる弊社社長

対象になったのは、小中高の学校卒業記念品としてハンガーを提案し、多くの学校(PTA)から支持される。木製ハンガーの新しい市場開拓としての経営戦略が評価されました。

表彰される企業が壇上に勢揃い。受賞企業は、新技術・新事業創造貸付として低利の融資が受けられる。資金問題で応募している企業ではないが、グローバル展開や新技術へのチャレンジへ、大きな弾みになる。

こんなに注目されているとは、思っていませんでした。
受賞に甘んずることなく、気を引き締め、会社をさらに充実させ、NAKATA HANGERのファンを増やして行かなくては、と決意も新たです。

落葉も常緑も芽を吹いた

毎年、心待ちにしているブナの新芽が開いた。
触るのもためらわれる、なんとも初々しい姿。
私の人生でブナは、特別な木である。

我が家の特別なカシの木も芽を吹いた。

常緑樹の新芽は、落葉樹のように劇的ではない。しかし、その分、じっくりと観察すると先輩の葉たちに守られるようにしてそっと芽を吹く。

引っ越し〜40年前を思い出す

快晴!
今日は、息子夫婦と孫の引っ越しの日。たの用事でたまたま東京にいるので、奇しくも、一緒に豊岡に帰ることになる。

2007年の青山ショールーム開設以来、12年間を東京で生活してきた息子。その間に、結婚、息子の誕生、社長就任と人生の節目を過ごした東京を離れる彼の心境は?

出発する新幹線。ホームには義父母が見送りに。

40年前に私と妻が経験したのと同じ場面だ。東京を離れる寂しさと、新しい生活への不安とどこかホッとする気持ちが入り混じった複雑な心境だった。息子夫婦はどうなんだろう?

5才の孫は、片時も離さず「乗り物」を持っている。「のぞみ」に乗ってるのに「こまち」。ま、そんなことはどっちでもいいのだが、家族全員揃っての「旅」は初めてだ。

これからもこんな機会はそう多くないから、貴重な時間を楽しもう。と、思いきや、孫は出発するとすぐにグッスリと寝てしまう。そんなに何もかにもがうまくいくわけではない。

寝顔を見ながら、これから始まる豊岡での生活を思いっきりエンジョイし、学び、成長していく姿を描く。

渋谷駅前開発が続く

久しぶりの渋谷駅前。
この渋谷駅西口辺りも、これから大きく変わるんだろうなあ、と

「日本一訪れたい街」を合言葉に、2012年開業の「渋谷ヒカリエ」で始まった渋谷駅前開発。2027年(予定)の「渋谷スクランブルスクエア」までの15年の期間をかけた大開発事業である。

渋谷駅南口方面。

2018年9月に開業した「渋谷ストリーム」。手前には、次のプロジェクトが動き出している。

青山一丁目にショールームがあり、会社の営業社員が寝泊まりするマンションはマークシティを通り過ぎたところにある。これからも渋谷は身近な街なので注目しよう。

工事、工事の連続で、終わるまでの数年間は、ちょっと渋谷経由の乗り換えは敬遠したいような気持ちにもなりますね。

祝・鶴屋南北戯曲賞受賞〜平田オリザさん

平田オリザ氏(左)、光文文化財団理事長・武田真士男氏

「第22回日本ミステリー文学大賞」(光文文化財団)の贈呈式・祝賀会に出席。
「光文三賞」の他に、最優秀新作戯曲に贈られる「鶴屋南北戯曲賞」があり、平田オリザさんが受賞される。帝国ホテルの孔雀の間で盛大に開催されました。

平田オリザさん、受賞おめでとうございます。

受賞した戯曲は「日本文学盛衰史」(高橋源一郎・原作)。

北村透谷、正岡子規、二葉亭四迷、夏目漱石の4人の葬式の通夜の席を舞台に、日本近代文学の作家たちが集まり繰り広げられる。明治時代以降の国民国家形成とタブラせながら、文学者たちがユーモラスに、皮肉たっぷりに、その国民の本音をあぶり出す。

「この作品を城崎国際アートセンター(豊岡市)で制作しました」とご挨拶。「もっともっと過激な作品も手がけたい」と、これからの戯曲家としての意欲も表明。

私も、城崎国際アートセンターでの公演、そして原作者の高橋源一郎氏とのトークショーにも間近で楽しみました。

2021年からは「兵庫県立専門職大学」の学長としての活動も待ち受ける平田さん。公人として、私人としての活躍を益々期待しています。

「光文三賞」(光文文化財団)は、ミステリー文学の振興と演劇界の活性化を目的とするもの。

今回の受賞者は、写真右寄り
日本ミステリー文学大賞    綾辻行人
日本ミステリー文学大賞特別賞 権田萬治
日本ミステリー文学大賞新人賞 辻 寛之 「インソムニア」
鶴屋南北戯曲賞        平田オリザ「日本文学盛衰史」

祝賀パーティでは、一気に盛り上がる。

選考委員の赤川次郎さんが、平田オリザさんのテーブルにやってきて、平田ファミリーとの記念撮影。さらに、原作者の高橋源一郎さんもお祝いに駈けつけて来られました。

さすが文学賞の祝賀パーティ。経済人のパーティとは、雰囲気が違う。

劇団「青年団」の人もたくさん参加し、豊岡市での再会を約束。一昨日の豊岡市での平田オリザさん新築地鎮祭の続き、今度は東京でのお目出度い席でご一緒させていただく。