ヤブコウジ〜知らぬ間に密集してる

ヤブコウジ(ヤブコウジ科)
小さい低木で、草のようだ。現代人は実を見て初めて認識しよう。ところが古代では、そうではなかったらしい。『万葉集』に五首詠まれる山橘は本種とされる。大伴家持は「この雪の消残る時にいざ行かな山橘の実の光るも見む」(巻十九-四一二六)と、その趣を愛でる。名は藪柑子で、小さい実を柑橘と見た。
『花おりおり その二』 湯浅浩史・著

知らない間に密集している。

「草のようだ」と記されているように最初に「野草辞典」見ても分からず、少しあれこれ参考にしながら「樹木辞典」で特定できました。

高さ10〜20cmぐらいだから迷った。調べてみると、地下茎を伸ばして増えるというから、これからも生息域を広げていくのだろうか。
「いつ、伸ばすのだろう?」
興味を持って観察していこう。