景気と事業承継〜日本政策金融公庫の集い

日本政策金融公庫・但馬支部の集いに出席。

二人のゲストを迎えてお話を聴く。

一つ目のテーマは「最近の景気動向と企業の新たな取組み」。
・ 景気判断の言葉
悪化→調整→停滞→減速→下げ止まり→持ち直し→回復→拡大
・ 先行き=海外経済の不確実性、金融緩和の反動
・ 人手不足を背景とした設備投資の増加
・ 自動車の電装化(EV)に伴う電子部品系の需要増

二つ目のテーマは「事業承継の成功・失敗事例」
・ 中小企業数 420万社(2009年) → 380万社(2014年)
・ 社長の平均年齢 = 59歳6ヶ月(2017年)
・ 70歳以上の経営者の割合 20.9%(2017年)
・ 後継者は、男の実子  61.3%
・ 事業承継5つのモデル
株式公開、親族内承継、MBO、M&A、廃業

第2部は懇親会。

どうしても代表幹事はじめ役員だけの挨拶で終始するので、会員企業の経営者の方を若干名ずつ「近況報告」をしていただくことを提案しました。

お顔は知っていても事業内容や最近の地域経済の状況など、お互いに情報交換することはそれぞれの経営において有効だ。

最後の挨拶の役を仰せつかったので、今日のゲストへの謝意を申し上げた。私の場合、昨年社長交代(事業承継)を終えたので、その経験を踏まえて、現在の心境、「会長職」の役目とは何か、試行錯誤していることをお伝えしました。

事業承継スキームを学び知ることは重要だが、事業(企業)の理念、実績、顧客への責任、社会的貢献するために継続できる喜び、将来のロマンを持つことも忘れないようにしたいものだと、自分に言い聞かせながら、締めのご挨拶としました。