父が残した3頭の馬

父は馬が大好きだった。

思い出すのは、
父は馬のスケッチが上手であった。
鳥取砂丘や伊豆大島の観光地で馬に乗っての観光があれば必ず乗る。
先導役のおじさんに「手綱を離せ」と言いながら。

でも、父の一番の思い入れは、戦中、陸軍大尉として満州で戦っている時かもしれない。軍服姿の馬上の写真がたくさん残っている。

父が住んでいた家を整理していると、こんな馬の置物が出てきた。
本当に、好きだったんだな。

もともと置物を並べて楽しむ趣味はないが、
今、私の部屋に置いている。

よく考えると、私も、息子も、孫(男の子)も午年。
3頭の馬が隊列を組んで頑張って行かねば。

父も喜んでいるだろう。