学校茶道部に感心する

浴衣姿の青年部と亭主・半島を務める生野高校の茶道部メンバー。

裏千家淡交会但馬支部の懇親茶会にご招待いただきました。
会場は城崎温泉・招月庭。

濃茶をいただいた後に、薄茶をいただく。
青年部と学校茶道部の合同で企画された薄茶席。

テーマは、城崎温泉の賑わい。
主菓子は、檜の桶に手拭いを添えて。
青年部の皆さんは浴衣姿。
(お茶は、迎える側の企画、工夫が楽しみのひとつ)

亭主(お点前)と半東(亭主の補佐)は、茶道部の高校生が務める。
薄茶をいただきながら、和やかに茶道談義。

「なぜ、部活動に茶道を」「どのようにお稽古しているのか」「どんな活動をしているのか」、さらに「大学への進路は」「活動資金は大丈夫ですか」など、主客はじめ客から、矢継ぎ早に質問がでる。

半島を務める男子高校生は、
「やりたい運動部がなかったので茶道部に」「祖父母が日常的に茶に親しんでいた」「日本人である限り、日本文化をもっと知りたい、そして外国人にも、日本文化を知ってもらいたい」
即座に考えを述べる、その堂々とした受け応えに感心しました。
姿勢、態度、人前で喋るなどの訓練に茶道はとても役に立つことを再認識、実感をしました。

生野高校は部員14名の半数が男子、とは驚くと同時に素晴らしいことだと感心しました。本日の茶会には、豊岡高校、豊岡総合高校、八鹿高校、香住高校、日高高校、生野高校など但馬の各高校の茶道部が参加している。

茶席に若い彼らの溌剌とした姿がとても新鮮で清々しい。茶会の風景を一新したように感じた。いつもと違う茶の味わいを感じた茶会でした。

薄茶席のお花。

赤い花が、ダイコンソウ。
桃色の花が、オダマキ。

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