民藝とは?〜但馬コネクション(4月)

「民藝」と「民芸」の違いは?

今月の但馬コネクションのテーマは「民藝」。
ゲストは、『サヨナラ、民芸。こんにちは、民藝。』の編集者の上野昌人氏。
京都からお迎えしました。

上野氏の本職はグラフィックデザイナーですが、ご本人曰く「時どき編集者」もされています。

柳宗悦ってどんな人?

「民藝」とはいったい何なのか?
「民藝運動」の中心人物の柳宗悦の視点からお話を聴いた。

柳宗悦が考えた「民藝」とは、
日常の器具、安価なこと、正しい機能、単純な、素朴、田舎で作られ、使われる、用の美、自然の美、、、、などとキーワードが続く。

しかし、そう言うもの全てを「民藝」とは見なさない。
「柳宗悦の直感によって選ばれたものが「民藝」」である、と言うこと。

私たちが「民藝」(民芸?)とい言う時、地方の素朴な日常使い的な雑器や布などをイメージする人が多いと思う。確かに「民芸店」と言う表示は全国どこでも目にする。

柳宗悦の「民藝」と目(耳)にする「民芸」との持っている意味の違いが理解できました。

自宅裏の風景(春編)

自宅裏の風景。

山、いろいろみどり。
川、ふかみどり。
一番美しく輝く季節だ。

裏山からずっと続く緑の稜線。
その先には進美寺山。

左側に目をやると玄武岩の岸壁に円山川がぶち当たり右90度に曲がる。

木の枝の間に見える赤い屋根、白い壁の建物が豊岡市商工会館。昭和初期に建てられた古い洋風建物。かつては日高町の役場庁舎、その後、日高町商工会館となる。父はこの建物で商工会長として12年間、私は商工会青年部として12年間、活動の拠点となった縁深い懐かしい建物である。

来年から、劇作家・演出家の平田オリザさん率いる劇団「青年団」の稽古場であり、劇場として利用される予定。これはこれでとても楽しみです。

My Walking Course in Spring

マイ・ウォーキング・コース。

円山川の流れが気持ちいい。
両岸の緑も一段と濃くなってきた。

桜は散り、新緑が眩しい。
青空と山の稜線にいつも心洗われる。

最高に幸せなランチミーティング!

採れたて野菜尽くしのお料理。
最高に幸せなランチミーティングでした。

ぜーんぶ、ご自分の農場で育てた野菜、野菜、野菜。
お料理も盛付けも完壁!

採れたてのゴボウとキャベツのロール。

とってもフレッシュで、とってもビューティフルで、とってもゴージャス!
「採りたて」野菜のサラダ。お花もみ〜んないただきました。

どこ?(後日、みなさんにご紹介予定です。)m(_ _)m
お楽しみに!

ここにも「おいしい甘いもの」がある

スーパーいととめの外観(京丹後市)

先日の豊岡菓子祭だけでなく、こちらにも美味しいものがある。
京丹後市(旧・大宮町)にあるスーパー「いととめ」。

社長のH氏夫妻とのお付き合いももう20年以上、いつも美味しい食材と笑顔をいっぱいいただいています。

いととめのぼたもち

知る人ぞ知る、すでに丹後では有名な「いととめのぼたもち」。

以前から「食べたい、食べなきゃぁ」と思っていたのですが、ついにゲット!
まずその大きさにたじろぐが食べて見ると甘さ控え目、ガツガツ・アングリと喉を通ってしまう。もう1コ、、、、と手(口?)が出そうになります。

「京丹後産のもち米と北海道産の小豆、特選国内産大豆のきな粉を使用」との説明書き。その美味しさも納得である。

鉄かぶとぱん 130円

で、こちらは??

「鉄かぶとぱん」

形状といい、ネーミングといい、これはいったい何?
というところがいいですね。

古くから「いととめ」名物。昔は多い時で、1日百数十個売れる人気のパンだったそうです。丸いところは食パンの生地、下の平らなのはホットケーキのような食感。

「どうしてこんなの思いついたのかな?」などと想像しながら食べるのが美味しい。

いととめ
京都府京丹後市大宮町字周枳(スキ)1670
tel : 0772-64-5295

2018年菓子祭前日祭(豊岡市)

豊岡市役所前。

8回目を迎えた豊岡市・菓子祭前日祭。年々出店数も人出も増え、豊岡の春のイベントとして定着してきた。今年は時折り強風が吹き、肌寒さもあるので、ちょっと人出が少ないように感じる。

田道間守命のたちばな君

豊岡市には、お菓子の神様「田道間守命」(たじまもりのみこと)が祀られている中嶋神社がある。毎年4月には、全国の菓子業者が祈願の意味でお菓子を奉納する「菓子祭」が開催される。

中嶋神社は市街地から少し離れた所にある。もっと盛り上げていこうと、その前日に豊岡市中心である市役所のある商店街「大開通り」で行われるのが、前日祭です。

噂の「おばあの根性焼き」。強風にも負けずまさに根性でした。

普段から馴染みのお菓子屋さんや、レストランの出店ピザなど、見て歩くだけでも楽しい。

顔なじみのお店や、噂は聞いてたけど、初めて口にするお菓子など、楽しみいっぱい。

いいとこ見〜つけた!〜東急プラザ銀座

この写真、何に見えますか?

天井!

ここは、有楽町、数寄屋橋交差点にある東急プラザ銀座。
ガラス越しに銀座が丸見え。

パブリック・ゾーンと飲み物をオーダーできるカフェ&バーとが隣り合わせ。

時間帯に寄っては混んでいるようだですが、時間帯に寄っては意外とゆっくりできる穴場かも。

The Live Adventures of Mike Bloomfield and Al Kooper

The Live Adventures of Mike Bloomfield and Al Kooper

Al Kooper   (org)(p)(vo)
Mike Bloomfield   (g)(vo)
John Kahn  (b)
Skip Prokop  (ds)
Carlos Santana  (g) on “Sonny Boy Williamson”
Elvin Bishop  (g) on “No More Lonely Nights”

1. Opening Speech – Mike Bloomfield
2. The 59th Street Bridge Song (Feelin’ Groovy) (Paul Simon)
3. I Wonder Who
4. Her Holy Modal Highness
5. The Weight
6. Mary Ann
7. Together ‘Til the End of Time
8. That’s All Right
9. Green Onions
10. Opening Speech
11. Sonny Boy Williamson
12. No More Lonely Nights
13. Dear Mr. Fantasy
14. Don’t Throw Your Love on Me So Strong
15. Finale-Refugee

Recorded in 1968

マイク・ブルームフィールドの”One Two One Two… Listen……..”で始まると一気にあの時代にワープしてしまう。学生時代から何十回?いや何百回聴いただろう? 今でも気持ちが解放された時、解放したい時は、いつもこのアルバムだ。

お気に入りは何と言っても最初の曲。 サイモンとガーファンクルのカヴァー曲”The 59th Street Bridge Song (Feelin’ Groovy)” スピーチが終わるといきなりマイクのギターが、続いてアルのキーボードが鳴る。 曲はポール・サイモンの”59番街橋の歌 (フィーリン・グルーヴィー)”だが、演奏が変わるとこうも変わるものかと聴くたびに心地よい。マイクのギターソロのパートは何度聴いても、私にとって最高のフレーズなのだ。そしてその次にポール・サイモン自身がハモっているところも聴きどころ。(後にスタジオでダビング)

ボブ・ディランも歌った”The Weight”(Robbie Robertson)もいい。

フィルモア・ウェスト(サンフランシスコ)での3日間のライブだが、3日目に体調を壊したマイクの代わりにカルロス・サンタナ、エルヴィン・ビショップなどが急遽登場。まさにロックの歴史的エピソードのいっぱい詰まった録音でもあります。

ちょっと「象設計集団」に立ち寄って

象設計集団の事務所に寄ってみた。

小田急線の喜多見駅から瀟洒な住宅街を通り抜けること約10分。細い通りが交錯している場所にあある。庭も含めるとほぼ四方から風が吹き抜けることのできるそうで、気持ちが良い。

設計、図面をひく部屋の奥には「サンルーム」がある。ガラス天井を通して庭の大きな木が見える。これまで東京の事務所だけでも4〜5回移動している(私はそのどの事務所にも訪問)が、共通項は、土や緑が近いこと。実際に庭があったり、木々を眺めたり、風通しの良いこと。「自然を感じる」ことにこだわりがあるのでしょう。

思えば、私の自宅の設計を依頼するために初めて象設計集団を訪ねたのが1987年。今からもう31年前のこと。当時は中央線の東中野にあり、やはり庭のある古い住宅を改装して事務所にしてあった。以降、家が完成する1992年の間に、事務所が北海道の音更町(帯広郊外)の廃校になった校舎に移転。私はその両方を訪ね、象設計集団の人たちとあう。もちろん設計の打合せであるが、温泉に行ったり、バーベキューしたり、近くの湖に行った理、よ〜く「遊んだ」もんです。だから自宅建築に5年かかったって?(そうかも知れない)^ ^

タイルを砕いてモザイクを作った時のお話

今回は、象設計集団の富田玲子さんに会いに。私の自宅を設計していただいた富田さん。象設計集団の設計スタイルは、複数のメンバーで協働しながら行うこと。でも、その根幹となるコンセプトから始まって、富田さんが一貫して設計に関わっていただいた。

ということで、富田さんとは30年を超えてお付き合いしていただいていることになる。昨年、我が家でお会いして以来1年ぶり。お願いしたいことがあって訪問しました。

Miles Davis “FOUR & MORE”

Miles Davis “FOUR & MORE”

Miles Davis (tp)
George Coleman (ts)
Herbie Hancock (p)
Ron Carter (b)
Tony Williams (ds)

1. So What
2. Walkin’
3. Joshua/Go-Go (Theme and Announcement)
4. Four
5. Seven Steps to Heaven
6. There Is No Greater Love/Go-Go (Theme and Announcement)

Recorded on Feb.12,1964

超・高速 “So What” 。マイルスがこんなにトランペットを吹き込んでいる演奏は他にないではないか。

“So What” と言えば誰もが、アルバム「 Kind of Blue」を思い出す。「クール!」と言った形容詞はまさにここから来たのではないか。クール・ジャズの原点の演奏だ。

その完璧とも言えるゆっくりとしたテンポの”So What”とこの高速”So What”を聴き比べるのも面白い。

このアルバムは、1964年2月12日のNYリンカーンセンターでの演奏。黒人地位向上のための慈善ライブ。マイルスが演奏前のメンバーに「ノーギャラだ」と伝えたという。そんなエピソードを知ると、まさにこの演奏の魂が伝わってくる。マイルス必聴のアルバムだ。