「芝居小屋会議」 in 出石

「第23回全国芝居小屋会議」が豊岡市出石町で開催された。これは永楽館復原10周年記念として、豊岡市出石町での開催になりました。

これは、発表の合間の休憩時間の様子。各地の芝居小屋の旗が展示されている。愛媛県内子町の「内子座」、熊本県山鹿市の「八千代座」、岐阜県下呂市の「白雲座」の旗も見られる。

本日の目玉は、永楽館歌舞伎の立役者、水口一夫氏(松竹株式会社)。水口さんなくして永楽館歌舞伎のここまでの隆盛はなかったのは間違いない。片岡愛之助さんを幼少の頃から指導し、永楽館歌舞伎の役者に抜擢。自らが創作した演目、そして演出を手がけられる。

水口さんと永楽館の赤浦館長との対談形式で永楽館の10年を振り返る。私もそのうち9回は毎年鑑賞。毎年、どんな演目と水口演出、そして愛之助さんの新たな魅力が観られるのかとワクワクしています。

子ども歌舞伎の復活と指導に情熱を持って当たられている水口さん。福井県坂井市「まるおか子供歌舞伎」、徳島市「阿波の国子ども歌舞伎」、滋賀県長浜市「曳山まつり子ども歌舞伎」、そして兵庫県養父市「葛畑歌舞伎」など、府県を超えて各地の子ども歌舞伎を指導されているのには敬服します。こういう活動が将来に向けて日本の伝統芸能、娯楽を受け継がれていく原動力となるのだと思います。

そして赤浦館長との対談の中で「永楽館子ども歌舞伎を!」とのお話が出ました!! 市民として、歌舞伎ファンとして、ぜひぜひ、実現して欲しいです。

2015年7月の但馬コネクションにゲストでお迎えし、そのお話をお聞きした時からすっかり水口一夫さんのファンとなりました。